近年、食べ物が硬いものから柔らかい物に変化した影響で、噛む力がそれ程必要なくなり顎が小さくなってきました。そのため一番奥の歯が生える場所が無くなり、斜めや横向きなど無理な方向に生えてきてしまいます。しかし最近では親知らずが生えてこない人も徐々に増えてきています。
親知らずが比較的まっすぐに生えている場合は、部分麻酔の後に専門の器具で取り除きます。 しかし横向きや奥まった所に生えて取り除くのが難しい場合、口腔外科で治療を行います(口腔外科とは難しい治療を扱う専門の科で一般的には大学病院の口腔外科をご紹介する形になりますがパール歯科医院では口腔外科専門医師*がおり、そのまま当医院で治療が可能です)。
抜歯の状態により料金が若干異なります。まっすぐに生えているなど簡単な場合は約2000〜3000円、横向きや奥に埋まっている難しい場合は約3000〜5000円になります(いずれも健康保険をお持ちの場合の目安です)。
治療後にご注意して頂きたいこと、よく受けるご質問を纏めましたのでご参考ください。
Q.抜歯した後、注意することはありますか?
A.当日はお口をゆすいだり、うがいすることはなるべくお控えください。歯を抜いた穴に出来た血餅(かさぶた)が取れてしまい完治に時間がかかったり、ドライソケットといって骨がむき出しの状態になり痛みが続いたりします。ただ溜まった唾液や血液で、お口の中が気持ち時は1回、1時間以上あけて軽く吐き出す感じのうがいであれば大丈夫です。 また、同じく当日はスポーツやお風呂、お酒などの血行がよくなる行為は出血の原因になりますのでお控えください。
Q.いつ頃から食事ができますか?
A.個人差がありますが麻酔が切れましたら、歯を抜いた反対側で少しずつゆっくり召し上がってください。その際、刺激が強いものはしみたりしますのでなるべくお控えください。
Q.完全に血が止まるのはいつ頃ですか?
A.抜いた親知らずの状態にもよりますが、約2〜3時間程度で気にならないぐらいになります。但し完全に止まるには1〜2日程度かかるため、翌日朝起きたときにお口や喉などに溜まっている唾液に若干の血液が混じっている場合があります。
Q.なかなか血が止まらないのですが・・・
A.唾液が赤く、血が止まっていないようでしたら薬局などでガーゼ(ティッシュや綿などは使わないでください)を購入して頂き小さく切って丸め、抜歯した部分の上におき30分程度強めに噛んでください。それでも止まりそうにないとき(すぐにガーゼ全体が真っ赤になるぐらい)は、当医院にご連絡頂くか時間外のときは、急病を受け付けている病院へお問い合わせください(お近くの市や区のホームページに夜間・休日診療を行っている病院をご案内する電話番号が掲載されています)。
Q.抜いた穴に白いもの・食べ物が入ってしまったようですが・・・
A.ご飯粒が入ってしまった可能性があります。その場合は綿棒、爪楊枝などは使用せず、お口をこまめにゆすいでください(但し血が止まっていない状態や当日はお避ください)。下から血が固まり徐々に上がって2〜3日で取れてきます。どうしても気になる方や数日しても取れないようであれば一度ご来院ください。
Q.痛みや血が止まったので、薬を止めていいですか?
A.痛みが無くなってきたら痛み止めのお薬は飲まなくても結構です。しかし、抗生剤(抗生物質/細菌の増殖を抑えるお薬)は全て飲み切るようにしてください。痛みを感じなくなっても抜歯した傷口から細菌が入ってくる場合があります。